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アトリエから綴るノート。 音楽と物語、そしてGreed Fandangoの世界について

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「In This Moment」が生まれたきっかけ

「In This Moment」が生まれたきっかけ

「In This Moment」が生まれたきっかけ

「In This Moment」は、もともとは比較的シンプルなピアノ曲でした。

ある年のバレンタインに、当時まだ恋人だった妻へのサプライズとして書いた曲です。好きな人のために曲を書く人は、きっとそれほど多くないだろう。そんなことを考えながら作っていました。

曲が完成したあと、当時遠距離恋愛をしていた彼女に電話をかけ、その場で演奏しました。

すると、思いがけず彼女は涙を流してくれました。

そこまで心を動かしてもらえるとは想像していませんでしたが、その出来事をきっかけに、この曲をもう少しきちんとした形で残したいと思うようになりました。

その後、歌詞を加え、アレンジもより複雑なものへと発展させ、最終的にはMVまで制作することになりました。

和声面で言えば、最初の動機はとても単純でした。セカンダリー・ドミナントを試してみたいと思っただけだったのです。

ところが、その響きは思いがけず、離れて過ごしていた当時の寂しさや、相手を思う気持ちとよく重なりました。

後から振り返ってみると、その和声進行の一部が、偶然にもメンデルスゾーンの「結婚行進曲」と、音楽理論の面でも共通する構造になっていることに気づきました。

恋をしているときの、少し盲目的で、理屈では説明できない感覚というのは、もしかすると時代や国を越えて共通するものなのかもしれません。